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(公財)石川県産業創出支援機構 経営支援部 新事業支援課

株式会社ノスタルジックカンパニー:F.I.E 池内真紀子さん・寺嶋直美さん

  • センパイ起業家
  • 石川
独自のコーディネートで
お客様のライフスタイルを表現

株式会社ノスタルジックカンパニー:F.I.E(フィー)

池内 真紀子さん
寺嶋 直美さん
※主な語り手は池内さん

2003年雑貨&カフェ「f.i.e」開業
2014年株式会社ノスタルジックカンパニー:F.I.E設立
懐かしく味わいのあるテイストを中心に、住宅や店舗の新築やリノベーションのプランニング・デザインを手がける。

起業のきっかけ

もともとはママさんバスケチームで知り合った友人同士。ある時、すでにインテリアコーディネーターとして活動していた寺嶋から「もっと仕事の幅を広げたいから、雑貨・カフェをオープンしたい」と相談を受けたんです。私も雑貨やインテリアが好きだったし、話を聞いてすごく興味を持って「じゃあ一緒にやろう」ということに。ちょうどその頃、二人とも離婚したばかりでお金もないしツテもない、私はそれまでずっと仕事していなかったのでスキルもない(笑)。そんなナイナイづくしの中で無謀にも店を始めてしまいました。店舗は元事務所をほぼ自分たちで改装しましたが、まず何からやっていけばいいのか悩みましたね。当初やりたかった雑貨の小売りではあまり利益が出せず、1年目はお店を回していくのが精一杯でした。

転機となったのは2年目。商工会議所の小口融資をもとに、雑貨販売メインからインテリア・内装施工に業態を変えました。お客様とつながる機会なればと「塗り壁体験会」も開催するように。すると、参加者から「こんな雰囲気の家を作りたい」と願ってもない新築のご依頼が。この内見会に大変多くのお客様にご来場いただいた上に、インテリアの全国誌の取材も入り、たて続けに新築が決定。その後につなげていけることになったわけです。

自社の強み

移転した2店舗目では自分たちのテイストをわかりやすく内装で表現することに。その際、「リノベーション」を打ち出していこうと決めました。リノベーションは、古いものを新しく修復するだけの「リフォーム」とは異なり、お客様のライフスタイルに合わせて間取りやインテリアを進化させることです。二人とも建築士ではなくインテリアコーディネータなので、家の構造よりも内装をより得意としていますから。

ナチュラルな素材感にこだわった店舗への動線づくりとして、ホームページもきちんと作り直しました。おかげ様で「リノベーション 金沢」で検索すると上位に表示されます。お客様の中心は、30~40代のご夫婦、シングルの女性。「雑誌などでイメージを膨らませていても、地方だとどこに頼んでいいのかわからなかった」という方々に探して来ていただけているようです。リノベーションの場合、ビフォー・アフターの変化にとても驚き、喜んでくださいます。数年後にまたご依頼をいただいて伺うと、さらに素敵になっていて、家を楽しんでくださってる様子もうれしいですね。

今後の展望

2014年に3店舗目となる現店舗に移転し、株式会社スタルジックカンパニー:F.I.Eを設立しました。ノルタルジックカンパニーの社名の由来は、以前からずっとお客様に「(作る空間が)懐かしくて温かみがあるね」と言われ続けていて、それならいっそ社名にしてしまおうと(笑)。これからは、古い物件を買い取ってコーディネートで素敵によみがえらせたいと考え、不動産部門「しろくま不動産」をスタートしました。家はもちろん、アパートなどの集合住宅もできたらと夢をふくらませています。まだ先になるかもしれませんが、私自身カフェ巡りが好きなので、まったりのんびりできるカフェも開きたい。店内のあちこちにある「しろくま」はその“まったりのんびり”のシンボルです。そんな空気感をコーディネートでも大事にしたいですね。

起業する女性へのメッセージ

苦しい時も「やりたい気持ち」があれば、あきらめないこと、でしょうか。これまでには、利益が出せずに下請けや外注の仕事でしのいだ時期もありました。そんな時も根気強く粘ってあきらめなかった。やり続けていくうちに、店舗を変えたい時期にいい融資先と出会ったり、いいきっかけになるお客様に出会ったり、よいタイミングでやってきてくれたのがありがたかったですね。そんな私たちの「やりたい気持ち」の裏付けは、自分たちの提案力。根っこの部分で「このテイストが好きなお客様に気に入ってもらえるコーディネートができる、やれる」という、お互いの信頼感があったからだと思います。

開業した当初、建築業界は男性社会で、つき合う職人さんたちも男性ばかり。お客様にも女性2人が責任者ということで、不安感を持たれがちでした。でも、施工実績を重ねるごとに信頼が増し、今では「きめ細やかに思いを実現してくれる。女性でよかった」というお客様の声も多くなってきました。頑張る女性の働き方が、社会的にも認められつつあるよい時代になってきたなと感じますね。

池内さんのある1日の過ごし方

6:00
起床、身じたく
7:00
お父様の朝食のお世話
8:00
出社
8:30
施工現場へ(塗装、打合せ)
12:00
昼食
13:00
施工現場へ
17:00
事務仕事(パソコンで)
19:00
お父様の夕食のお世話
20:00
会社で夕食
21:00
帰宅、リラックスタイム
24:00
就寝
株式会社ノスタルジックカンパニー:F.I.E(フィー) http://fie-good.com/